【プロが解説】門扉とは?設置するメリット・デメリットや主な種類を詳しくご紹介します!

【プロが解説】門扉とは?設置するメリット・デメリットや主な種類を詳しくご紹介します!

外構工事を計画している方で、門扉のメリット・デメリットやデザインの種類について知りたい方もおられるのではないでしょうか。門扉は住宅の顔ともいわれているため、デザインや性能にこだわりたいものです。

本記事では、門扉の概要やメリット・デメリットについて解説します。また、門扉の主な種類についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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門扉とは?

門扉は、主に外部(道路)と敷地の境界に設置され、外から最初に目に入る敷地の入口です。来客者が最初に目にする場所でもあるため「住宅の顔」と呼ばれるケースが多いです。

また、門扉やそこから家に続くアプローチや玄関のデザインも、外から見た全体的な印象に大きく影響します。これらは、訪れた人々の第一印象を決定づけるため、デザインや材質選びには注意が必要です。

 

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門扉を設置するメリットは3つ

次に、門扉を設置するメリットについて解説します。

  • 防犯性
  • 安全性
  • デザイン性

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

1.防犯性

門扉を設置することで防犯性を高められます。これは、門扉があることにより、不審者が敷地内に侵入するのを躊躇させる効果があるためです。

たとえ、低い門扉であっても、その存在自体が侵入の障壁となり、犯罪の抑止力になり得ます。また、防犯性をより強化したい場合には、遠隔操作が可能な電子錠付きの門扉や、より高さのある設計の門扉などが効果的です。

 

2.安全性

小さな子どもやペットがいる家庭では、予期せぬ瞬間に子どもやペットが庭から道路へ飛び出す可能性があります。たとえば、子どもがボールを追いかけたり、ペットが外の何かに興味を示したりする場面です。

このような場面でも、門扉があれば道路に飛び出しにくいため、走行中の車両や通行人との危険な接触を未然に防げます。

 

3.デザイン性

建物の様式や所有者の個性を反映した門扉は、訪れる人々に強い印象を与えます。とくに、現在の門扉や外回りのデザインが物足りないと感じている方々にとって、門扉のリフォームや新しいデザインへの変更は、住まいの魅力を再発見する機会です。

門扉には、シンプルなものから洗練されたデザインまで幅広い選択肢があるため、住宅の雰囲気を変えたいと考えている人におすすめです。

 

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門扉を設置するデメリット

門扉を設置するデメリットは、以下のとおりです。

  • 適切なスペースの確保

スペースが不足していると、門扉の機能性や美観に影響を与える可能性がある

  • メンテナンスが必要

門扉は、日常的な開閉や雨風などの影響により、時間が経つにつれて損傷や劣化が生じやすい。その結果、定期的な修理やメンテナンスが必要になり、追加のコストが発生する

  • 敷地に閉塞感をもたらす

高い門扉や視界を遮るデザインのものは、敷地の開放感を損ねる懸念がある

 

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門扉の主な種類は5つ

次に、門扉の主な種類について解説します。

  • 片開き
  • 両開き
  • 親子開き
  • 折り戸
  • アコーディオン門扉

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

1.片開き

片開きの門扉は1枚の扉が片方向に開く構造です。そのシンプルな構造から多くの住宅で採用されており、スペースが限られている場所や狭い入り口に最適です。

玄関の扉としてはもちろん、勝手口やサイドゲートにも頻繁に見られます。片開きの門扉は、取り付けが容易であり、ほかの種類の門扉と比べてコストが抑えられるため、予算を重視する場合に適しています。

 

2.両開き

両開きの門扉は、中央から左右に開く二枚扉のタイプです。この種類の門扉は、大きな開口部が必要な場合に適しており、大きなものを運び入れる際にその利点が生きてきます。

また、片側だけを開けて利用することも可能で、機能性が高いのが特徴です。しかし、両開きの門扉を設置する際には、十分なスペースが必要なため、敷地に限りがある住宅では、このタイプの門扉は不向きかもしれません。

 

3.親子開き

両開きの門扉と似ていますが、小さい方の扉は固定されており、普段は大きい扉だけを開閉して使用します。大きな荷物を運ぶ際など、より広い開口部が必要な場合に両方の扉を開くことで、入口の幅を広げられるため実用的です。

また、左右非対称のデザインが醸し出すユニークな外観も魅力の1つとされています。そのため、デザイン性と機能性を兼ね備えた門扉を求める際には、親子開きの門扉が選ばれています。

 

4.折り戸

開放時に扉が折り重なることで、広い開口部を確保できるため、車の出入りが頻繁な敷地に適しています。さらに、扉の枚数に応じて「3枚折り戸」や「4枚折り戸」などと呼ばれるバリエーションがあり、それぞれの敷地の条件や使用者のニーズに応じた選択が可能です。

このタイプの門扉は、機能性だけでなく、開閉時の動きが提供する視覚的な魅力も持ち合わせています。

 

5.アコーディオン門扉

伸縮性を持ち、楽器のアコーディオンのように横に引いて開閉するタイプの門扉です。スペースが限られている場所や狭小地、傾斜地に適しており、学校や公共施設、ガレージなどで多く採用されています。

アコーディオン門扉は和風のデザインよりも、洋風の建築様式と調和しやすい傾向にあります。また、比較的軽量なため開閉が容易ですが、強風時には影響を受けやすいです。さらに、経済的な観点でも、ほかの門扉タイプに比べてコストが抑えられます。

 

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門扉とはでよくある3つの質問

最後に、門扉とはでよくある質問を紹介します。

  • 質問1.門扉に用いられる素材は?
  • 質問2.門扉を設置する場合の費用相場は?
  • 質問3.門扉を選ぶ際のポイントは?

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

質問1.門扉に用いられる素材は?

門扉に使用される素材は耐久性やデザイン、コストなどに応じて選ばれます。主な素材については

以下のとおりです。

  • アルミ

門扉の素材としては一般的で、錆びにくく、軽量でコスト効率もよいため、多くの一戸建て住宅で使用されている。デザインのバリエーションも豊富で、さまざまな家のスタイルに合わせやすい

  • 木製

温かみのあるナチュラルな外観が魅力で、軽量で使いやすい。しかし、定期的なメンテナンスが必要で耐久性にはやや劣る

  • アイアン(鉄製)

重厚感があり、時間経過とともに味わいが増すのが特徴。錆びやすいためメンテナンスが必要になる

  • スチール(鋼製)

耐久性が高く、衝撃に強いため、セキュリティを重視する場合に適している。開放的なデザインが可能で、メッシュフェンスとの組み合わせで使用されるケースが多い

 

質問2.門扉を設置する場合の費用相場は?

門扉を新規に設置する際は、門扉自体の価格だけでなく、設置に必要な追加工事の費用も考慮しなければなりません。具体的には、下地の準備やコンクリート基礎の施工、そして門扉の設置工事が主な費用項目です。

これらの工事費用は、一般的に15万円〜20万円程度が目安です。新規設置の場合は、門扉本体の価格にこれらの工事費用を加え、おおよそ20万円から60万円程度が相場となります。

 

質問3.門扉を選ぶ際のポイントは?

門扉を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • 希望する生活スタイルに合わる

プライバシー保護が優先か、開放的なデザインを求めるかによって、門扉の選択が異なる。小さな子どもや高齢者がいる家庭では、使い勝手のよい設計を選ぶのがおすすめ

  • 住宅のデザインに調和する門扉を選択する

家の外観に調和するデザインを選べば、美しいファサード(建物を正面から見たときの外観)を実現できる

  • 防犯性を考慮する

鍵が設置された門扉を選ぶと、セキュリティ性が高くなる。便利な電気錠やオートロック機能、キーレスタイプも存在する

 

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まとめ

本記事では、門扉の概要やメリット・デメリット、門扉の主な種類について解説しました。

門扉は、訪問者が最初に目にする部分であり、家全体の印象を決める大切な要素の1つです。さらに、防犯性や安全性などの側面も有しているため、設置するメリットが多くあります。

また、バリエーションも豊富で、片引きのタイプや両開きのタイプ、アコーディオン門扉などのタイプが存在します。これらのなかから門扉を選ぶ際は、設置するスペースやデザイン、コストなどを踏まえて、最適なものを選ぶようにしてください。

 

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