外構工事でよくあるクレームの事例5選|トラブルの解決方法や失敗しないための対策を解説!

外構工事でよくあるクレームの事例5選|トラブルの解決方法や失敗しないための対策を解説!

外構工事で起こりうるトラブルや近隣からのクレームについて、どのような事例があるのか知りたい方もおられるのではないでしょうか。また、失敗しないためのポイントや解決方法についても気になるかもしれません。

本記事では、外構工事でよくあるクレームの事例やトラブルの解決方法について解説します。また、失敗しないための対策についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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外構工事で失敗しないための対策は3つ

外構工事で失敗しないための対策について解説します。

  • 慎重に業者を選ぶ
  • 業者とは綿密に打ち合わせする
  • 打ち合わせ内容は控えておく

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

1.慎重に業者を選ぶ

複数の業者を比較検討し、信頼できる会社を選ぶために、相見積もりが重要です。複数の業者に同じ条件で見積もりを提出してもらい、費用の相場を把握しましょう。

極端な見積もりを出す業者はトラブルにつながりやすいため、避けた方が安心です。もし、「業者の選び方がわからない」「複数の業者とのやりとりが億劫」と感じる場合は、地域で評判の外構業者とマッチングしてくれるサービスの利用もおすすめです。

 

2.業者とは綿密に打ち合わせする

外構工事を成功させるためには、業者との綿密な打ち合わせが不可欠です。施工前に確認すべき重要なポイントは、以下のとおりです。

  • 業者のマナー

近隣への挨拶の仕方や対応をチェックする

  • 職人のスキルと経験

職人の経験年数や施工実績を確認する

  • 見積もりの詳細

工事の全体費用や、それに含まれる具体的な内容を理解する

  • 工事保険

万が一のリスクを回避するため、業者が工事保険に加入しているか確認する

  • 保証とアフターフォロー

保証内容やアフターフォローの有無、期間を確認する

  • 現場の清掃状況

工事中の現場管理や日々の清掃状態を確認する

  • 使用素材の選定

使用される素材のメリットやデメリットを把握する

 

3.打ち合わせ内容は控えておく

外構工事に限らず、「言った言わない」で揉めるケースは少なくありません。打ち合わせした内容をメモに残すと、後から事実関係を確認しやすくなります。

業者側が議事録を作成する場合もありますが、可能なら施主側もメモを取るのがおすすめです。認識の相違があった場合、業者側の議事録しかないと交渉が不利になる可能性があります。

また、メモは打ち合わせの振り返りにも活用でき、打ち合わせ時に気づかなかった問題点を発見する手助けにもなります。

 

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外構工事でよくあるクレームの事例5選

次に、外構工事でよくあるクレームの事例について解説します。

  • 工期を過ぎても仕上がらない
  • 仕上がりのイメージが異なる
  • 営業と工事担当者の意思疎通ができていない
  • 見積もり以上の金額を請求された
  • アフターフォローの対応をしてもらえない

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

1.工期を過ぎても仕上がらない

外構工事は天気に左右されやすいため、多くの業者は予備日を含めた余裕のあるスケジュールを立てます。しかし、職人不足や契約獲得を優先する業者に依頼すると、予定していた工期を大幅に超えるリスクがあります。

たとえば、駐車場が予定通りに完成しない場合、自家用車を停めるスペースがありません。結果として、近隣の駐車場を借りる必要が生じ、それに伴い手間と追加費用が発生します。

 

2.仕上がりのイメージが異なる

業者のスキルの違いによって、外構の仕上がりが雑になったり、思い描いていたイメージと異なったりするケースがあります。打ち合わせ時のイメージ図で納得していても、実際の完成後に色合いや質感、使い勝手が期待と異なることは珍しくありません。

「イメージと違う」と感じても工事のやり直しを求めるのは難しいため、具体的なデザインまで落とし込んで、ギャップを減らしましょう。依頼する業者の施工事例や実物のサンプルを確認し、イメージを具体的に表現すると、業者との擦り合わせがしやすくなります。

 

3.営業と工事担当者の意思疎通ができていない

営業担当に要望を伝えても、それが現場の担当者に伝わっておらず、工事の仕上がりに反映されないケースがあります。たとえば、設備の位置修正などの要望が予定していない曜日や時間帯に行われた場合、工期遅延や近隣住民からのクレームにつながる可能性があります。

とくに、営業部と工事担当が異なる場合、連携の不備による要望のズレが生じやすいため、注意が必要です。

 

4.見積もり以上の金額を請求された

着工後に、高額な追加費用を請求されるトラブルがあり得るため、悪質な業者に注意が必要です。たとえば、「工事をはじめてみないと最終的な金額はわからない」「正式な見積書は工事完了後に渡す」と返答する業者は、追加費用を請求するリスクが高いため警戒しましょう。

工事が始まる前に、綿密な打ち合わせをして、正確な見積もりを提出してもらうことが大切です。契約を締結する際には、最終的な金額を明確にして、見積もり以上の金額が請求されないように注意しましょう。

 

5.アフターフォローの対応をしてもらえない

施工完了後に塀にヒビが入る、ブロックの目地が合っていないといったトラブルが生じる場合があります。しかし、アフターサービスの体制が整っていない業者では、これらの問題に対応してもらえないケースが多いです。

外構は雨風にさらされるため、時間が経過するほど劣化も進行し、経年劣化に伴う修理は基本的に有償です。さらに、悪質な業者の場合は、数年後には会社自体がなくなってしまっているケースもあります。

外構工事は「引き渡して完了」ではなく、継続的な付き合いが不可欠です。そのため、経営的にも安定しており、アフターフォローの体制が整っている業者を選びましょう。

 

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外構工事のトラブルを解決する3つの方法

次に、外構工事のトラブルを解決する方法について解説します。

  • 契約内容を確認する
  • 営業担当の責任者に事情を説明する
  • 消費者センターに相談する

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

1.契約内容を確認する

契約内容が適切に守られていなかったり、手抜き工事や明らかなミスがあったりする場合、業者は補修する義務があります。また、設備不良については保証期間内であれば、無償の修理が一般的です。

さらに、商品保証や長期的な工事補償、植木の枯れ保証など、業者独自の追加サービスがないか確認しておきましょう。もし、工事請負契約書を交わしていない場合、見積書や平面図、パースを再確認し、デザインの概要や数量、単価などをチェックして、業者と交渉を進めるようにしてください

 

2.営業担当の責任者に事情を説明する

問題を営業担当の上司や経営者と話し合うことで、こじれていた状況が解決するケースがあります。トラブルに巻き込まれると感情的になりがちですが、事情を説明する際は冷静に伝えましょう。

具体的に「当初より50万円も追加費用が発生して困っている」などと事実を述べることが大切です。これにより、明確に問題を伝えられるため、対処してもらいやすくなります。

 

3.消費者センターに相談する

消費者センターは公正な立場で、消費者の権利尊重と消費者被害の救済が目的です。実際に、国民生活センターの相談事例には「工期内に完了しなかった外構工事などの解約に関する紛争」が紹介されています。

また、業者に消費者センターへの相談を検討している旨を伝えるだけでも、多くの場合、行政からの指導を避けるためにトラブル解決に前向きになります。そのため、トラブルやクレームに対応するためには、積極的に消費者センターへの相談を検討しましょう。

 

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外構工事のクレームでよくある3つの質問

最後に、外構工事のクレームでよくある質問について紹介します。

  • 質問1.外構工事で近隣からクレームを受けるケースは?
  • 質問2.近隣住民からのクレームを避ける方法は?
  • 質問3.外構工事に失敗しないための業者の選び方は?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

質問1.外構工事で近隣からクレームを受けるケースは?

外構工事において近隣からクレームが入るケースとしては、以下が挙げられます。

  • 騒音問題

日中の工事では、重機の使用や大きな音の発生により、騒音が原因でクレームが発生しやすい。夜間や早朝の工事は法律で制限されているが、昼間でも在宅勤務者や乳幼児のいる家庭からは騒音に関するクレームが出る場合があるため、近隣住民へ事前に周知しなければならない

  • ゴミの問題

工事中に発生する埃や作業後のゴミが周囲に広がることでクレームが発生する。埃の飛散を防ぐ措置を取り、作業後はすみやかな清掃が欠かせない

  • 境界線の問題

隣家との境界線上にフェンスを設置する際、位置や高さに関するトラブルが起こりやすい。自分の敷地内にフェンスを建てる場合でも、隣に不快感を与える場合がある。そのため、設置前に隣と相談し、承諾が必要となる

 

質問2.近隣住民からのクレームを避ける方法は?

近隣住民からのクレームを避ける方法は、以下のとおりです。

  • 事前の挨拶と説明をする

工事が始まる前に近隣住民へ挨拶し、計画を説明する。これにより、工事について近隣住民へ理解してもらいやすくなる

  • 騒音や工事車両の影響を説明する

騒音が発生しやすい時間帯や、工事車両が出入りする時間と期間を具体的に伝える

  • 日当たりや視界の変化を伝える

フェンスの設置や植樹による日当たりや景観の変化についても、事前の説明が重要となる。住民が変化を理解し、受け入れやすくなる

 

質問3.外構工事に失敗しないための業者の選び方は?

外構工事における業者の選び方には、以下のポイントがあります。

  • 自分で業者を選ぶ

ハウスメーカーから提案された業者に限らず、自分で外構専門の業者を選定できる。プランや費用に納得がいかなければ、ほかの業者を検討する

  • 相談に乗ってくれる業者を選ぶ

よい業者は顧客の希望や問題をよく聞き、適切な提案やアドバイスをしてくれる。また、担当者との相性がよく、自由に意見交換できる業者を選ぶ必要がある

  • 安すぎる業者に注意する

極端に安い見積もりを提示する業者は、品質に問題がある可能性が高い。見積もりの詳細が不明瞭な業者や、簡単に値引きをする業者は避けるのが無難

 

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まとめ

本記事では、外構工事でよくあるクレームの事例やトラブルの解決方法、失敗しないための対策について解説しました。

外観工事で失敗しないためには、信用できる業者を慎重に選び、綿密な打ち合わせによってイメージを共有することが大切です。さらに、打ち合わせの際には自分でメモを取り、業者の対応や保険の有無などを記録しておきましょう。

また、契約内容が遵守されていなかったり、手抜き工事や明らかなミスがあったりする場合、業者側には補修する義務があります。このような場合に、担当者との間でトラブルが解決できない場合は、責任者や経営者、消費者センターに相談するのもおすすめです。

 

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